親の背中を…

子供は親の背中を見て育つ、といいますが社員は会社や部署の背中を見て育つ?

  • よくレストランなんかに入ると思うことがあります。店内の従業員のムードが店によって結構違います。ある店では全ての従業員がはつらつとして見え、顧客満足度にもとても気を遣っているのが分かります。たとえ個人個人の技量がまだ未熟な部分があっても、その「気持ち」はつたわり客としては気持ちの良いものです。
  • 反対に、ある店内ではなんだかマニュアルだけで丁寧なことはいっているのですが、気持ちがこもっておらず白々とした感じです。これは店内全体に雰囲気が漂っており一人だけではありません。客は口に出してはいいませんがそんな雰囲気は微妙に感じ取ってしまいます。客の注文を待つときのたたずまい・食器の置き方など微妙なとところで分かってしまいます。
  • こんな時はその店の長となる人を見てみると大体分かります。店長さん自身が、マニュアルだけでなく本当に「お客様に楽しんで頂く」という強い気持ちで運営しているところはそれが従業員にも伝わります。
  • このように、余り多種な職場経験のない若い従業員は、よかれ悪しかれそんな店内あるいは経営者のmindsetに大きく影響されます。子供が親の背中を見て育つのと同じです。自分で気がついてすらいません。
  • これは会社でも一緒です。いやむしろ部署単位でより明確かもしれません。同じ会社内でも部署によっていかにもお役所仕事的なムードだったり、逆に生き生きとしていたりとそれはとても顕著です。
  • 外資系企業は日本の企業に比べて、あえていえば、癖が強いものです。善し悪しということではなくそれだけ違いが大きいということです。
  • そして我々も知らず知らずのうちにその色に染まってしまいがちです。その色が自分の「なりたい」ものに沿っているのかと時々自分に問いかけてみるのも良いかもしれませんね。
  • そしてあなたがもし部署の長であれば、社員たちはあなたの背中を知らず知らずのうちに見ているということも忘れてはならないでしょうね。